カラオケで大ヒットした「痴心絶対/一途に思う心」、「手放開/手を離して 」などのバラードで知られるサム・リー。
誰もが心の奥底に持っている切ない感情を代弁、情感あふれる歌声で聞き手を癒してくれる彼は、デビュー以来着実に支持層を広げてきた実力派だ。

1997年に台湾の人気オーディション番組『超級新人王』に参加したことがきっかけとなって、2000年にようやく歌手デビューを果たしたというから、かなりの遅咲きである。
残念ながら同時期にリリースした
1stアルバム『アイス・コーヒー』は話題になることもなく、あえなく活動休止...と思われたが2002年に2ndアルバム「痴心絶対~一途に思う心」で復活。
だが当時のレコード会社が積極的にプロモーションしなかったこともあってセールス的に惨敗してしまい、またしても彼の前途には暗雲がたちこめてしまう。しかし楽曲の出来が悪かったわけではなかった。
それを証明するようにリード・トラック「痴心絶対
/一途に思う心」は徐々に人気が出始めて、全国KTV(カラオケ)年間トータルランキングで3位を獲得、携帯電話着メロのダウンロード・サイトでもトップ10入りするほどの話題曲となる。
さらに勢いは台湾を飛び出してシンガポール、マレーシア、香港、中国にまで広がり、同曲の再リリースを熱望する声はどんどん大きくなっていった。
中には「多少無理をしてでも、サム・リーのように一生懸命に歌うシンガーのアルバムを発売してほしい。
もうコンピューターで修正したような歌声は聴きたくない」とレコード会社に意見する人もいたという。
そして
2004年、ついに今までの苦労が報われる時がやってきた。
大手のロック・レコードと契約した彼は早速「痴心絶対
/一途に思う心」を再収録した3rdアルバム『絶対痴心・手放開/永遠の一途な気持ち』を11月にリリース。
長い間待ち望んでいたファンたちの圧倒的な支持によって、同アルバムは何ヶ月も主要チャートのトップ
10内に居座り続けるほどの大ヒットを記録したのである。
20066月、2年の歳月をかけて製作されたこのニューアルバム『關於妳的歌/君についての歌』は、発売1週目から競合アーティストを軒並み抑えて各音楽チャートのトップ10内に居座り続けるほどの大ヒットを記録したのである。
実力派バラード歌手から正真正銘のシンガーソングライターへと変身を遂げたサム・リーの人気と実力を証明した。